帰化申請と犯罪歴(帰化ブログ抜粋記事)
帰化申請を専門とする東京の行政書士の佐久間です。
今日は、帰化申請と犯罪歴についてお話します。
犯罪歴があるのですが帰化申請できますか?というご質問を時折お受けします。
これは、その犯罪の程度によるものと考えています。
よくあるケースで、逮捕されたので、ご本人は犯罪歴と考えていても、実は不
起訴処分になっている場合も多くありますので、素人考えでのご判断は禁物で
す。しかし直近に重大な犯罪を犯している場合には、たとえ刑の執行が終わっ
ているとしても、「素行の善良性」が大きな壁になることは間違いありません。
また、常習性のある犯罪の場合には、刑の執行が終わったからといって、すぐ
に「素行の善良性」が認められることにはならないでしょう。
非常に悩ましいのが、「判決は確定しましたが、私は無実です」と訴えられる
方が少なくない点です。私の経験からして、約半数の方が、私はやっていない
と主張されます。無実であるならばどうして上訴して争わなかったのですか?
とお聞きすると、「弁護士から上訴しても勝訴の見込みが無いと言われた。」
というお答えが返ってくることが多いです。
このような場合は、刑事弁護を引き受ける弁護士と同じく、私はクライアント
の主張を信じることにしていますが、それでも、判決が確定したという事実は、
非常に重いものがあります。
ご自身のケースについてご相談・ご依頼をお考えの方は、是非一度、弊事務所
までお越し下さい。
■この記事を書いた人
行政書士 佐久間毅(さくま・たけし)
東京都出身。慶應義塾志木高等学校、慶應義塾大学法学部卒。高校在学中に米国コロラド州のイートンでホームステイ。大学在学中は、他大学である上智大学の国際法の権威、故・山本草二教授の授業に通い詰める。大学卒業後は民間の金融機関で8年間を過ごし、現在は東京・六本木でビザ専門のアルファサポート・行政書士事務所を開業。専門は入管法、国籍法。執筆サイト:配偶者ビザほか多数。